キャッツ(英語表記)Cats

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャッツ」の意味・わかりやすい解説

キャッツ
Cats

イギリスミュージカル作曲 A.ロイド・ウェバー原作は T.S.エリオットが 1939年に子供向けに書いた詩集『ポサムおじいさんの猫行状記』。 1981年ロンドンで初演。ブロードウェー版の演出は T.ナン,振付ジリアン・リン。詩をそのまま多様な曲に乗せてさまざまな猫たちのエピソードを綴り,イギリス,アメリカで大成功を収めた。挿入曲の一つ『メモリー』は世界的な大ヒットとなった。日本でも 1983年より劇団四季上演ロングラン形式を国内で初めて試み,日本のミュージカル史上記録的な公演となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「キャッツ」の解説

キャッツ

1981年初演のミュージカル。原題《Cats》。作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー、作詞:トレヴァー・ナン。T・S・エリオットの詩集に基づく。日本でも劇団四季によりロングラン上演されている。1981年に第6回ローレンス・オリヴィエ賞(新作ミュージカル賞)、1983年に第37回トニー賞(ミュージカル作品賞)を受賞

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のキャッツの言及

【ミュージカル】より

…次いで《オリバー!》(1960)などのバートLionel Bart(1930‐ )がしばらく活躍した。現在最も重要な作者は,《ジーザス・クライスト・スーパースター》(1971),《エビータ》(1976),《キャッツ》(1981),《スターライト・エクスプレス》(1984)などの曲を書いたロイド・ウェバーAndrew Lloyd Webber(1948‐ )である。彼はおもにロック風の曲を作るが,文学性を犠牲にしても音楽を正面に出そうとする傾向があり,革新的のようでいてかえってミュージカルを古いかたちに戻そうとしているように思われる。…

※「キャッツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android