化学辞典 第2版 「キャピラリーカラム」の解説
キャピラリーカラム
キャピラリーカラム
capillary column
ガスクロマトグラフィーの分離管として,充填剤をつめたカラムを用いることが多いが,内径0.2~0.5 mm,長さ20~50 m の毛管の内壁に液体をコーティングしたカラムも用いられ,これをキャピラリーカラム,またはその発明者の名をつけてゴーレイ(Golay)カラムという.このカラムによると,充填カラムよりシャープなピークが得られ,かつ分離能もよい.もっぱらステンレスのカラムが用いられ,用途も沸点の低いものの分離に限られていたが,ガラスキャピラリーカラムが開発されてからは用途が広くなった.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報