クオ−ヴァディス(英語表記)Quo Vadis

旺文社世界史事典 三訂版 「クオ−ヴァディス」の解説

クオ−ヴァディス
Quo Vadis

ポーランドの小説家シェンキェーヴィチの歴史小説
1896年刊。帝政ロシア圧政を,古代ローマ皇帝ネロのキリスト教徒迫害に託して世界に訴えた。題名は「主よいずこへ行かれるか」の意で,迫害をおそれローマを逃げだしたペテロが,途中イエスにあい,呼びかけた言葉として有名である。その後ペテロはみずからを恥じ,ローマに帰って処刑されたといわれている。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android