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クリティアス Kritias

世界大百科事典 第2版の解説

クリティアス【Kritias】

前460ころ‐前403
アテナイの政治家,著作家。哲学者プラトンと姻戚関係にあり,ソクラテスの門下に列した。抒情詩,悲劇,散文の作者としても知られる。クリティアスの政治上の立場は,親スパルタ的な徹底した寡頭派としてのそれで,とりわけ前404年,ペロポネソス戦争敗北直後のアテナイに成立した寡頭派政権〈三十人僭主〉の指導者として,一時期,苛烈な弾圧政治を行ったが,民主派の反攻を受けて戦死し,その施政は短命におわった。【伊藤 貞夫】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のクリティアスの言及

【三十人僭主】より

…彼らはスパルタ軍の介入を要請し,その圧力の下に民会をして国制の変革を図るための30人の立法委員を選出させるが,のちに〈三十人僭主〉と呼ばれたこれらの委員たちは,本来,新たな国制が成立するまで暫定政権としての役割を果たすはずのものであった。彼らは穏健派と過激派とに分かれ,テラメネスThēramenēsとクリティアスとがそれぞれ両派を代表した。初めは両派一致して事に処したが,民主派市民の大量処刑や参政権を有する市民たちの登録実施をめぐって対立が生じ,クリティアスは結局テラメネスの処刑をもってこれに応じた。…

※「クリティアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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