改訂新版 世界大百科事典 の解説 クリュセレファンティノスChryselephantinos 金と象牙で作られた古代ギリシアの彫像。ギリシア語のchrysos(金)とelephantinos(象牙製の)の合成語。技法的には,木枠を組み,表面の裸体の部分に象牙を,衣装や頭髪その他の部分に金の薄板を張って作る。有名な作例には,フェイディアス作のオリュンピアのゼウス像や,パルテノンの本尊アテナ・パルテノス,ポリュクレイトス作のアルゴスのヘラ女神像などがある。執筆者:松島 道也 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by