ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレディ・モビリエ事件」の意味・わかりやすい解説
クレディ・モビリエ事件
クレディ・モビリエじけん
Crédit Mobilier
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…英雄となった彼は,68年大統領選挙で急進派が支配する共和党によって大統領候補に推され,当選した。大統領としては,米英間の漁業紛争および南北戦争中の補償問題をほぼ解決したワシントン条約の締結など,外交面で実績をあげ,内政でも行政改革に着手するなど見るべきものがあったが,南北戦争後の経済発展期にあって,クレディ・モビリエ事件のように,政府と私企業間の不正・腐敗が続出し,無能政治家の名前を歴史に残した。大統領任期終了後の79年,世界旅行の途中,日本を訪れた。…
※「クレディ・モビリエ事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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