クワジャリン環礁(読み)クワジャリンかんしょう(英語表記)Kwajalein Atoll

改訂新版 世界大百科事典 「クワジャリン環礁」の意味・わかりやすい解説

クワジャリン環礁 (クワジャリンかんしょう)
Kwajalein Atoll

太平洋中西部,マーシャル諸島中央部にある世界最大の環礁クウェジェリン島ともいう。礁湖面積約1600km2。約90のサンゴ礁島から成り,面積16km2。太平洋戦争前は日本の委任統治領で,戦後,アメリカの国連信託統治領となった。アメリカは統治を始めて間もなく,環礁最南端のクワジャリン島に巨大なレーダー基地とミサイル基地を建設した。1986年にマーシャル諸島が独立してからも米軍の重要な戦略基地となっている。
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百科事典マイペディア 「クワジャリン環礁」の意味・わかりやすい解説

クワジャリン環礁【クワジャリンかんしょう】

中部太平洋,マーシャル諸島共和国西部,ラリック列島中にある環礁。多数の小環礁が連なり内側に最大幅25km,長さ110km余の広いラグーンを抱く良港をなし,日本の委任統治領であったが,第2次大戦後米国信託統治領となり,海軍の航空基地が建設された。
→関連項目マーシャル諸島

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