グラン・サン・ベルナール[峠](読み)グランサンベルナール

百科事典マイペディア の解説

グラン・サン・ベルナール[峠]【グランサンベルナール】

イタリアスイス国境モン・ブラン東方にある峠。標高2472m。アオスタ谷とローヌ谷を結ぶアルプス越えの古くからの重要な交通路頂上に救護所があり,セント・バーナード犬はここで飼われていたもの。1964年峠の南東方に道路トンネル(5.8km)が開通
→関連項目プチ・サン・ベルナール[峠]

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世界大百科事典(旧版)内のグラン・サン・ベルナール[峠]の言及

【アルプス[山脈]】より

…鉄道ではシンプロン・トンネル,ザンクト・ゴットハルト・トンネルがある。自動車道としては,スイスとイタリアを結ぶグラン・サン・ベルナールGrand Saint Bernard峠の自動車道のトンネルが1964年に完成し,翌年の65年には,フランス~イタリア間に当時世界最長(11.6km)のモン・ブラン・トンネルが開通した。これらによってアルプス諸国の政治・経済・文化的交流が一層容易となるとともに,ヨーロッパ諸国の関係も密なものになってきた(図)。…

【サン・ベルナール[峠]】より

…アルプスの西部,スイスとイタリアの国境のグラン・サン・ベルナール峠(2469m)と,フランスとイタリアとの国境のプチ・サン・ベルナール峠(2188m)の総称。名は同名の聖人にちなむ。…

※「グラン・サン・ベルナール[峠]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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