寒天溶液などを冷却するとき,ゾル(sol)がゲル(gel)になる現象をいう.また,高分子物質の重合過程において,三次元網目状構造を形成し,不溶部分(ゲル)が生成することをゲル化といい,この変化の現れる点をゲル点という.たとえば,多官能性モノマーの重合あるいはポリ縮合,グラフト共重合などの反応では,生成高分子化合物が橋かけ反応を起こし,三次元網目状構造をとることが多く,このような構造の生成物は溶媒には膨潤するだけで溶けない.ゲル化の一般的な特徴としては,系のいちじるしい弾性増加,急激な粘度上昇などがあげられる.たとえばフタル酸,グリセリン,不飽和脂肪酸から生成した不飽和ポリエステルは,多くの場合,三次元網目状構造をとりゲルとなる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新