コデッタ

精選版 日本国語大辞典 「コデッタ」の意味・読み・例文・類語

コデッタ

  1. 〘 名詞 〙 ( [イタリア語] codetta ) 西洋音楽で、短いコーダソナタ形式の呈示部の終わりや三部形式の緩徐楽章楽段切れ目などで用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コデッタ」の意味・わかりやすい解説

コデッタ
codetta

音楽用語。コーダの縮小語で小結尾部と訳される。コーダが楽章や楽曲の結尾を意味するのに対し,コデッタは一般に楽章や楽曲を構成する部分の結尾をさす。

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世界大百科事典(旧版)内のコデッタの言及

【コーダ】より

…特にソナタ形式のコーダは重要で,ベートーベンはしばしばこれを第2展開部として扱っており,彼以後コーダはこの形式の基本部分として定着した。なお,コデッタcodetta(小結尾)という場合は,一般にソナタ形式の提示部の末尾やフーガにおける主題応答後の小終止部をさす。楽式【土田 英三郎】。…

※「コデッタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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