コメツキモドキ(読み)こめつきもどき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コメツキモドキ
こめつきもどき / 擬叩頭虫

昆虫綱甲虫目コメツキモドキ科Languriidaeに属する昆虫の総称。世界各地に分布するが、熱帯域に多く、ヨーロッパや北部を除く南アメリカとオーストラリアにはいない。約900種が知られ、日本には30余種が産する。体長3ミリメートルから20ミリメートル。体は普通細長く、上ばねは両側平行か後方へ細まる。背面は毛がなくて光沢があり、黄赤ないし赤褐色、あるいは黒くて金属光沢をもつ。成虫はおもに初夏から盛夏にかけシダや草の上、枯れ葉、枯れ枝にみられ、幼虫はキク科やマメ科など種々の植物やシダ類の茎に孔(あな)をあけて食害する。雌の頭が不相称なホホビロコメツキモドキDoubledaya bucculentaはマダケにつく菌を食し、アカヒメコメツキモドキAnadastus filiformisはイネなどを害し、また同属の種にアワを害するものがある。ルイスコメツキモドキLanguriomorpha lewisiなどはしばしばシダ類の葉上にみられる。[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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