コヤスノキ(読み)コヤスノキ(その他表記)Pittosporum illicioides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コヤスノキ」の意味・わかりやすい解説

コヤスノキ(子安の木)
コヤスノキ
Pittosporum illicioides

トベラ科の常緑低木で,兵庫県山中に特産する。葉は互生するが枝先に集り,両端のとがった楕円形で長さ4~9cm,全縁で質は薄い。5月頃,長い花柄の先に小さな5弁の黄色花をつける。果実トベラに似て熟すと3裂し,中から赤い仮種皮の種子をのぞかせる。

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改訂新版 世界大百科事典 「コヤスノキ」の意味・わかりやすい解説

コヤスノキ

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世界大百科事典(旧版)内のコヤスノキの言及

【トベラ】より

…暖地の海岸照葉樹林の代表的な種類で,分布は本州から沖縄,台湾に達し,また乾燥や病虫害に強いので,庭樹や公園樹,高速道路のグリーンベルトに栽植され,いくつかの園芸品種がある。同属の植物にコヤスノキP.illicioides Makinoがあり,西日本に稀産する。木は大きく葉もトベラより大きいが葉質は薄い。…

※「コヤスノキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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