コルムレーニエ(その他表記)kormlenie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルムレーニエ」の意味・わかりやすい解説

コルムレーニエ
kormlenie

13~14世紀から発達した封建制ロシアにおける地方行政制度。「扶持制」と訳される。領地での日常の行政にあたらせるため,諸公は代官を任命し,彼らの給与を地方の住民から生産物のかたちで直接徴収させた。それは,未成熟な段階にある封建権力の搾取形態であると同時に,各地方の経済的自立性をも示すものである。モスクワ大公の中央集権化過程において地方行政のこのようなあり方は公権の地方浸透の障害になったので,イワン3世 (大帝)は 1497年の法典で扶持に量的基準を設けて中央権力の介入を強め,1555年イワン4世 (雷帝)はそれを廃止して地方行政権を大公の把握する在地士族 (ドボリャニン ) の手に移した。

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