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コレクティブ・ハウジング これくてぃぶはうじんぐ collective housing

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知恵蔵2015の解説

コレクティブ・ハウジング

複数の世帯が、1つのダイニングキッチンや庭などを共用し、相互に交流し、支え合う共同生活を営むための住宅。1970年代の北欧で初めて登場した住宅思想で、80年代後半以後にはアメリカでも定着、「コ・ハウジング」とも別称されるようになった。20〜30世帯、50〜60人程度の規模が理想とされ、戸建住宅群、集合住宅、タウンハウスなどの様々な居住形態をとる。各世帯の専有住居を確保し、プライバシーに配慮している点では現代の核家族向けであるが、その一方で共有スペースをフルに活用し、多くの家事労働を分担する点ではかつての大家族や地域社会をほうふつさせるなど、両方のライフスタイルの長所を積極的に取り入れており、要介護の高齢者やシニア世代が増加する今後の本格的な高齢社会に向けての有効な対策としても期待されている。スウェーデンなどでは既に多くのコレクティブ・ハウジングが公営住宅として供給されており、日本でも多くの地域住民が避難所での共同生活を余儀なくされた阪神・淡路大震災以後、急速に関心が高まった。現在では、多くの自治体ディベロッパーに加え、街づくりNPOなども加わって研究が進められている。

(暮沢剛巳 建築評論家 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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