コンツェルマン(その他表記)Conzelmann, Hans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンツェルマン」の意味・わかりやすい解説

コンツェルマン
Conzelmann, Hans

[生]1915.10.27. タイルフィンゲン
[没]1989.6.20. ゲッティンゲン
ドイツのプロテスタント神学者。新約聖書学者。 1952年にテュービンゲン大学神学部に提出した博士論文『ルカ福音書の地理的表象』によって学界に登場し,ハイデルベルクチューリヒなどの諸大学を経て,60年以降ゲッティンゲン大学教授をつとめた。学問的系譜からいえばブルトマン学派に属するが,『時の中心』 (1954) と題するルカ神学の研究において,従来の様式史的研究をさらに一歩進めた編集史的研究方法を駆使して,福音書研究に新しい時代を開いた。上記のほか,主著『新約神学概論』 Grundriss der Theologie des Neuen Testaments (67) のほかに,"Die Apostelgeschichte" (63) ,"Geschichte des Urchristentums" (69) ,"Theologie als Schriftauslegung" (74) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む