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コンテスタビリティ理論 こんてすたびりてぃりろん contestability theory

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知恵蔵2015の解説

コンテスタビリティ理論

米国の経済学者ボウモルとその仲間は、もし市場がコンテスタブル(競争が可能なこと)であるならば、たとえ公益事業といえども潜在的競争が作用するので、独占企業超過利潤を獲得できないと考えた。ボウモルらは、コンテスタブルな市場(参入・退出が完全で埋没する投資費用が存在しない市場)では航空産業や電気通信産業のような公益事業ですら参入退出規制は不要であり、規制緩和すればよいと主張。この理論が1970年代から80年代にかけての公益事業の規制緩和論の流れを作った、といわれている。しかし実際には、航空産業も電気通信産業も完全なコンテスタブルな市場ではなかったので、規制緩和後、再び寡占化の傾向が進み、再規制が必要だともいわれる。

(依田高典 京都大学大学院経済学研究科教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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