コンバインド・ブレーキ・システム(読み)こんばいんど・ぶれーき・しすてむ(英語表記)Combined BrakeSystem

知恵蔵mini の解説

コンバインド・ブレーキ・システム

バイクやスクーターなどの二輪車において、前輪ブレーキないしは後輪ブレーキのどちらかを操作すると、状況や車輪速度に応じて前・後輪ブレーキ双方に適正な制動力を配分するブレーキ・システムのこと。前輪と後輪のブレーキをそれぞれ連動して制御することで、制動時に適切な制動力が得られる。2014年11月25日、国土交通省は二輪車の安全性を強化する方針を打ち出し、新型車については18年(平成30年)10月から、継続して生産されている車種については21年(平成33年)10月から、制動時に車輪のロックを防止しながら制動するABS(アンチロックブレーキシステム)またはコンバインド・ブレーキ・システム装着を義務付けると発表した。50cc以上125cc以下の「第二種原動機付き自転車」が対象で、50cc以下の原動機付き自動車は対象外となっている。なお欧州でも16年より二輪車のABS装着義務化が行われる予定となっている。

(2014-11-28)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android