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ゴンサルベス Gonçalves, Nuno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴンサルベス
Gonçalves, Nuno

15世紀のポルトガルの画家。活躍期は 1450~80年頃。 50~67年ポルトガル王アフォンソ5世の宮廷画家。リスボン大聖堂の『聖ビンセント』の祭壇画 (1755破壊) のほか,今日リスボンの国立古代美術館にある6枚の祭壇画『聖ビンセントに捧ぐ』 (1465~67) が彼の作とされている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴンサルベス【Nuno Gonçalves】

15世紀ポルトガル最大の画家。生没年,生没地不詳。アフォンソ5世(在位1438‐81)に仕えた宮廷画家で,リスボン画派の確立者。現存作品は多くないが,《聖ビセンテの多翼祭壇画》は15世紀ヨーロッパ絵画における最高傑作の一つ。当時のイベリア半島は,フランドルリアリズム絵画を熱狂的に受け入れたが,ポルトガルには,その後イタリア・ルネサンスの影響が波及し難かったので,同国最後のリアリズムの大画家でもある。

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世界大百科事典内のゴンサルベスの言及

【ポルトガル】より

… 絵画が偉大な個性を発揮したのは,建築同様15世紀で,ファン・アイクの来訪(1428)によって,フランドルの写実的様式が隆盛を極めた。アフォンソ5世(在位1438‐81)の宮廷画家ゴンサルベスがリスボン派の総帥で,彼の《聖ビセンテ(ウィンケンティウス)の多翼祭壇画》(6枚)は,海洋国ポルトガルの一大ドキュメントであると同時に,15世紀ヨーロッパ絵画の最高傑作の一つである。ルネサンス期にはイタリアの影響も波及し,肖像画家モライスCristóvão de Morais(16世紀後半活動)らが活躍,18~19世紀にもビエイラFrancisco Vieira Portuense(1765‐1806),〈ポルトガルのゴヤ〉と呼ばれるセケイラDomingos de Sequeira(1768‐1837)を生んだ。…

※「ゴンサルベス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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