サクレ・クール教会(読み)サクレクールきょうかい(英語表記)Basilique du Sacré‐Cœur

世界大百科事典 第2版の解説

サクレクールきょうかい【サクレ・クール教会 Basilique du Sacré‐Cœur】

パリ,モンマルトルの丘の上に建つ巡礼教会。普仏戦争の敗北,パリ・コミューンとうち続く社会的混乱からの回復を願った国家的行事として建設が企画され,アバディーPaul Abadie(1812‐84)によるロマネスク・ビザンティン様式の案(1874)が採用された。その範となったのは,アバディー自身その修復に携わった南仏ペリグーのサン・フロン大聖堂である。完成は第1次大戦直前の1910年。建設中は,パリの景観を損ねる中世建築のまがいものと批判されたが,今日ではパリに欠かせない名所となっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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