最新 地学事典 「サニディン」の解説
サニディン
sanidine
KAlSi3O8-NaAlSi3O8-CaAl2Si2O8系での高温型(Al-Si無秩序配列)アルカリ長石(高温型サニディン・低温型サニディン(単斜晶系)-高温型アルバイト(三斜晶系)系列)のうちKAlSi3O8成分37mol%以上のアルカリ長石(Deer et al., 2001)。高温型サニディンではAl-Si完全無秩序。流紋岩などの珪長質およびアルカリ性の火山岩に産する。アルカリ火山岩中のものはK-Na長石系中間組成で10mol%程度のCaAl2Si2O8成分を含む場合がある。火山岩中の多くのサニディンはソルバスの存在により電子顕微鏡サイズのパーサイト組織(クリプトパーサイト〜メソクリプトパーサイト)を示し,閃光を発する場合も。単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a0.866nm,b1.303,c0.718,β116.0°(高温型サニディン),Z=4.カールスバド式双晶が普遍的。壁開{001}完全,{010}良好,硬度6,比重2.56-2.62.無色透明~白色半〜不透明(変質作用による),ガラス光沢。光軸面⊥L(010),二軸性負,光軸角2Vx 18-54(低温型),63-54(高温型)。ギリシア語のsanis(table)と-idos(appearance)に由来。
執筆者:諏訪 兼位・中野 聰志
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

