サンドミェシ(英語表記)Sandomierz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンドミェシ」の意味・わかりやすい解説

サンドミェシ
Sandomierz

ポーランド南東部,シフィエントクシスキェ県の都市。ロシア語ではサンドミール Sandomir。ルブリン南西約 100km,ウィスワ川上流,サン川の合流点付近に位置する。マウォポルスカウクライナを結ぶ交易路 (木材穀物が主) の重要地点として発展。 17世紀末にはクラクフに次ぐマウォポルスカ地方の町として栄えた。 11世紀に砦が建造され,13世紀には3度にわたりモンゴル軍の侵攻を受けた。 1772年の第1次ポーランド分割後,オーストリア,ロシアなどの支配を受け,1918年にポーランドに帰属。食品加工,ガラスなどの工場がある。 14世紀の大聖堂,ルネサンス様式の市庁舎など歴史的建造物が多い。人口2万 5633 (2002) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android