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シャイア(英語表記)shire

翻訳|shire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シャイア
shire

イギリス中世の地方行政の単位。普通「州」または「県」と訳される。中世初期から 14~15世紀まで行政区画および行政機構として大きな機能を果し,中世末期以降カウンティの形でその機能が継承された。シャイアの名はアングロ・サクソン語の scīr (地域の意) から発し,最も早い例は7世紀末のウェセックスで,他の大部分は 10世紀末に現れている。ウェセックスのシャイアは元来は在地有力者のオールダマン ealdormanによって支配されたが 10世紀以降一般に地方官シェリフの支配下におかれ,課税,軍隊徴募の単位とされ,また裁判,行政の基本単位となり,シェリフと地域有力貴族がシャイア裁判所を運営した。地名のあとにつく場合はシャーと発音する。

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世界大百科事典内のシャイアの言及

【カウンティ】より

…イギリスおよびイギリスの旧植民地の多くに見られる地理上および地方行政の単位。1066年のノルマン人によるイングランド征服以前から存在していた最大の地方行政単位であるシャイア(シャー)shireが,征服後ノルマンディ風にカウンティと呼ばれるようになったことから,この名称が用いられ出す。しかしイングランドでは,機構等に変化は見られはするが,その主たる役人であるシェリフを含め,アングロ・サクソン時代以来,地域・自治的共同体としての一体性等に一貫性を持ち続けていた。…

※「シャイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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