シャギニャン(読み)しゃぎにゃん(英語表記)Мариэтта Сергеевна Шагинян/Marietta Sergeevna Shaginyan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャギニャン」の意味・わかりやすい解説

シャギニャン
しゃぎにゃん
Мариэтта Сергеевна Шагинян/Marietta Sergeevna Shaginyan
(1888―1982)

ソ連の女流小説家。モスクワ生まれ。シンボリズム運動の影響下に文学活動を開始し、『転換』(1923)、『ミス・メンド、あるいはペトログラードヤンキー』(1926)などを書いて同伴者作家として注目されたが、長編『中央水力発電所』(1930~31)で社会主義建設を描いて、体制に順応するに至った。ほかに『ウリヤーノフ家』(1938)など。

水野忠夫

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャギニャン」の意味・わかりやすい解説

シャギニャン
Shaginyan, Marietta Sergeevna

[生]1888.4.2. モスクワ
[没]1982.3.23. モスクワ
ソ連の女流作家代表作に長編『中央水力発電所』 Gidrotsentral' (1928~48) がある。

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