同伴者作家(読み)どうはんしゃさっか(その他表記)poputiki

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「同伴者作家」の意味・わかりやすい解説

同伴者作家
どうはんしゃさっか
poputiki

「同伴者」とはソ連革命家 L.トロツキーが『文学と革命』 (1923) のなかで命名した言葉で,革命後のソ連文学のなかで,コミュニストではないがソビエト体制に反対しない作家をさす。主として農民とインテリゲンチャ出身の若い作家で,中心的なグループとしては「セラピオン兄弟」があげられる。 M.ゾシチェンコ,V.カベーリン,K.フェージン,V.イワーノフらがこれに属し,極端なまでの非政治主義を標榜しながら,革命,国内戦をすぐれた芸術的方法で表現し,1920年代前半に活躍した。 B.ピリニャーク,L.レオーノフらもこの流れに加えることができ,A.ボロンスキーの編集した『赤い処女地』誌が,これらの同伴者作家の作品を掲載したが,プロレタリア作家からは強い批判を受けた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む