シャンハイコワン(山海関)(読み)シャンハイコワン(英語表記)Shanhaiguan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シャンハイコワン(山海関)
シャンハイコワン
Shanhaiguan

中国華北地方,ホーペイ (河北) 省の東端にあるチンホワンタオ (秦皇島) 市東部の市区。ポー (渤) 海にのぞみ,背後にはイエンシャン (燕山) 山脈の東端が迫る。華北地方と東北地方を結ぶリヤオシー (遼西) 回廊の入口にあたり,6世紀に万里の長城東端の楼門がおかれた。隋代には臨楡関と呼ばれたが,明代に山海衛がおかれ,地名ともなった。城楼には「天下第一関」の額が残る。景勝の地でもあり,特にショウ (首) 山,ウーチュワン (五泉) 山の紅葉が有名。プラスチック,薬品などの軽工業や,橋梁用鉄骨を製造する機械工業が急速に発達している。人口 13万 4646 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android