精選版 日本国語大辞典 「万里」の意味・読み・例文・類語 ばん‐り【万里】 〘 名詞 〙① 一里の万倍。非常に遠い距離。非常に遠い場所。[初出の実例]「一去殊郷国、万里絶風牛」(出典:懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈吉田宜〉)「万里をへだてて母を思をく」(出典:海道記(1223頃)花京の老母)② 鷹の羽の部分の名。 ばんり【万里】 室町中期の臨済宗の僧。諱は集九、漆桶不会道人・梅庵と称した。相国寺に学び、のち応仁の乱後還俗して東国へ下り、太田道灌の庇護を受けた。漢籍に注釈を施し、また、詩文集「梅花無尽蔵」七巻を著わした。後期五山文学の代表者。生没年未詳。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「万里」の読み・字形・画数・意味 【万里】ばんり 遠くはるか。清・袁枚〔~楼霞寺に遊び、桂林の山を望む〕詩 我は本(もと)天涯里の人 愁心忽ち挂(か)く、西の字通「万」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報