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山海関 サンカイカン

デジタル大辞泉の解説

さんかいかん〔サンカイクワン〕【山海関】

中国河北省の北東端の地名。渤海(ぼっかい)湾に面する。遼寧省との省境に位置し、古来、華北東北地方を結ぶ交通の要地で、万里の長城東端にある。シャンハイコアン。

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百科事典マイペディアの解説

山海関【さんかいかん】

中国,万里の長城の東端。楡関(ゆかん)または渝関とも。現在は河北省秦皇島市山海関区となっている。京哈鉄道(北京〜ハルビン)が通り,古来,華北・東北往来の要衝として,幾度も兵争の地となった。
→関連項目秦皇島万里の長城北戴河

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世界大百科事典 第2版の解説

さんかいかん【山海関 Shān hǎi guān】

中国,河北省北東端,遼寧省境にあり,秦皇島市に属する。万里の長城の起点にあたり,華北より遼西走廊を経て東北に通じる交通の要衝として古来重視され,〈天下第一関〉と称せられた。一名を楡関または渝関ともいう。明代にはじめて関が設けられ,守兵が配備された(山海衛)が,北は角山により,南は渤海に臨む険しい地である。明・の交替期に,両朝の攻防が繰り広げられたが,呉三桂の降服により,清は関内に進出できた。現在は京哈鉄道(北京~ハルビン)が走り,大型の鉄橋材料の工場があることでも知られる。

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大辞林 第三版の解説

さんかいかん【山海関】

中国、河北省の渤海ぼつかい湾に臨む都市。万里の長城の東端に位置し、古くから東北に通じる要地で、天下第一関と称せられる。明代に山海衛が置かれたことからの名。シャンハイコワン。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

山海関
さんかいかん

シャンハイコワン(山海関)」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山海関
さんかいかん / シャンハイコワン

中国、河北(かほく)省の北東部、万里の長城東端に位置する秦皇島(しんこうとう)市の市轄区。北西には燕山(えんざん)山脈が迫り、東は渤海(ぼっかい)湾に面し、長城がその海岸で終わっている。人口14万4500(2012。秦皇島経済技術開発区を除く)。中国内地から東北に通ずる軍事上の要地で、市街は城壁に囲まれ、有名な「天下第一関」の額はその東門楼上にかかっている。当地が万里の長城の終点となったのは6世紀、南北朝時代の北斉(ほくせい)のときで、隋(ずい)では臨渝関(りんゆかん)といわれたが、その位置は今日よりやや西であった。11世紀の初め遼(りょう)のとき現位置に移り、14世紀、明(みん)代の初めにここに関城を築き、山海衛を置いて軍隊を駐屯させたのが、山海関の名のおこりである。付近には孟姜女廟(もうきょうじょびょう)など長城伝説にまつわる古跡が多い。[日比野丈夫・編集部]

世界遺産の登録

1987年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「万里の長城」の構成資産として、山海関が世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。[編集部]

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