シュベ(英語表記)chevet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュベ」の意味・わかりやすい解説

シュベ
chevet

キリスト教聖堂の東端部。通常アプス,回廊,放射状礼拝堂を含む。聖遺物陳列必要性から発展したもので,その初期形式は特に修道院聖堂と関連している。トゥールのサン・マルタン聖堂 (997~1020) は放射状礼拝堂のシュベをもつ最初作例一つといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android