シュママップ場所(読み)しゆままつぷばしよ

日本歴史地名大系 「シュママップ場所」の解説

シュママップ場所
しゆままつぷばしよ

近世の場所(持場)名。イシカリ十三場所の一つ。千歳川上流域の同川と支流島松しままつ川の合流部一帯に設定された場所。東蝦夷地ユウフツ場所との境にあたる(場所境取調書)。享保十二年所附によると「嶋まつ婦」の知行主は下国金左衛門であった。支配所持名前帳には「石狩ノシユマ満布乙部村同川 鳥屋六ケ所」とあり、下国新五兵衛給地。「蝦夷草紙別録」によると「シマヽリフ場所」は下国岡右衛門の給所であり、請負人は松前の大和屋弥兵衛、運上金二〇両。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android