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ジャクソン民主主義 ジャクソンみんしゅしゅぎJacksonian Democracy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジャクソン民主主義
ジャクソンみんしゅしゅぎ
Jacksonian Democracy

アメリカの第7代大統領 A.ジャクソン (在任 1829~37) 時代におけるアメリカ民主主義の進展をさす。 1820年代に農民,労働者,都市小市民の政治的台頭は顕著であり,1828年のジャクソンの大統領当選そのものが選挙権の飛躍的な拡大の結果であった。ジャクソンは旧来の党幹部会 (コーカス) によるたらい回し人事を打破し,党人任用制 (スポイルズ・システム) や官職交代制による庶民の政治参加を推進した。また第二合衆国銀行を解体,保護関税政策を踏襲し,公有地分配化の大衆化をはかるなど,おりからの経済の急成長に対応した。社会的な面では,労働運動,女性解放運動,奴隷制廃止運動その他の人道主義的諸改革運動の高揚をみた。ジャクソン民主主義は産業資本主義形成期の「自由放任主義」を旗印とする新興ブルジョアジーや一般白人市民の政治的・経済的・社会的解放運動にほかならないが,他方で 30年のインディアン強制移住法によるインディアンの暴力的排除が行われ,南部における綿花栽培の急激な発展に伴う黒人奴隷制度の再編,強化が進められていたことも見逃せない。

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