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ステファニテスとイクネラテス Ta kata Stephanitēn kai Ichnēlatēn

世界大百科事典 第2版の解説

ステファニテスとイクネラテス【Ta kata Stephanitēn kai Ichnēlatēn】

動物寓話の形式をとった君主学の書であるサンスクリット文学の《パンチャタントラ》のギリシア語版。6世紀にパフラビー語訳,同世紀末にシリア語訳,8世紀にアラビア語訳されたのち,11世紀にシュメオン・セトにより,《カリーラとディムナ》と題されたアラビア語版からギリシア語版がつくられた。その際アラビア語版の題名であるこの2匹のジャッカルの名が,ステファニテスとイクネラテスと変えられた。【渡辺 金一】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のステファニテスとイクネラテスの言及

【ビザンティン文学】より

…その際,古代末期の伝統に立っているのが,アイソポスの名を冠した寓話文学作品,カリステネスの名を冠したアレクサンドロス大王伝説である。その素材がオリエントにさかのぼるのが,仏陀伝説に基づく《バルラームとヨアサフ》,サンスクリット文学の《パンチャタントラ》のギリシア語版《ステファニテスとイクネラテス》,ヘレニズム的な枠小説のなかにペルシア起源の要素をとりこんだ《シュンティパス》などである。ビザンティン帝国東部国境でのイスラム教徒アラブとの軍事対決を背景として,《アルムリスの歌》以下の叙事詩的歌謡,そしてなかでもイスラム教徒とキリスト教徒の二つの家族の血を引く英雄を主人公とした《ディゲニス・アクリタス》が生まれる。…

※「ステファニテスとイクネラテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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