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金一 きんいち Kim Il

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金一
きんいち
Kim Il

[生]1912. 咸鏡北道
[没]1984.3.9.
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。1933~40年キム・イルソン(金日成)とともに東北抗日連軍ゲリラ活動に従事。1940~45年ソビエト連邦に滞在し,この間タシケント大学に学んだ。

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百科事典マイペディアの解説

金一【きんいつ】

朝鮮民主主義人民共和国の政治家。咸鏡北道出身。満州パルチザン派で金日成の直系。朝鮮戦争中国外根拠地への撤退を主張し敗北主義の理由から民族保衛省副相を解任されたが,すぐ返り咲き,1952年以来,労働党副委員長,農業相,首相などを歴任,ほとんど一貫して同国で金日成に次ぐ地位を保持した。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんいつ【金一 Kim Il】

1912‐84
朝鮮民主主義人民共和国の政治家。本名金在範。咸鏡北道出身。1935年タシケント総合大学卒,41年ソ連領内で朝鮮人民革命軍の文化部長を務めた。解放後北朝鮮に帰り,朝鮮戦争中一時国外根拠地への撤退を主張して敗北主義と批判されたともいうが,金日成首相のもとで54年から副首相,59年から第一副首相,72年改憲後は政務院総理,75年副主席と,行政実務の元締として記録的長期在任者であった。【梶村 秀樹

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金一
きんいち / キムイル
(1912―1984)

北朝鮮の軍人、政治家。咸鏡北道(かんきょうほくどう/ハムギョンプクド)で生まれる。1935年タシケント共和国(現ウズベキスタン共和国)総合大学卒業。1941年から金日成(きんにっせい/キムイルソン)遊撃隊幹部となり、1945年解放後、北朝鮮に戻り、朝鮮労働党、人民共和国政府幹部となる。1950年、朝鮮戦争時の言動により一時罷免されたが、1952年から党副委員長、軍事委員、政府副首相に復活。1972年政務院総理(首相)となったが、1976年4月国家第一副主席となる。病身のため何回かルーマニアで療養。金日成権力を支える有力なシンボル的存在であったが、金正日後継者化には微妙な態度をとっていた。[玉城 素]

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