スフ

精選版 日本国語大辞典 「スフ」の意味・読み・例文・類語

スフ

  1. 〘 名詞 〙ステープルファイバー」の略。
    1. [初出の実例]「窓の女達も染色毒々しきスフの新衣をきるもの多し」(出典:断腸亭日乗〈永井荷風〉昭和一五年(1940)一月三一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のスフの言及

【化学繊維】より

…しかし,強い繊維は伸びが小さくなる。たとえば,強度7~8g/d(dはデニール)の高強力ポリエステルおよび3.5~4g/dのスフ用ポリエステルは,それぞれ7.5~12.5%および25~40%の伸びで切れる。弾性が優れているので,製品は形崩れせず,しわがよらない特徴をもつ。…

【ステープルファイバー】より

…スフとも略称される。綿花は平均2.5cm,羊毛は7.5~10cm,リネンは30~50cmの長さをもつ短繊維(ファイバー)であるにもかかわらず,人造絹糸の製造が始まってしばらくは,連続したフィラメントの絹に似せることを考えていたので,レーヨンのステープルファイバーを作ることは考えられなかった。…

※「スフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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