スペースコロニー(その他表記)space colony

翻訳|space colony

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スペースコロニー」の意味・わかりやすい解説

スペースコロニー
space colony

宇宙植民地。狭義には,G.オニールにより提唱された,ラグランジュ点に建造する人工重力施設を指す。巨大な円筒形の気密構造を軸回りに回転させて得られる遠心力を,人工重力とする。円筒内面に人工地面を作り,人工生態系を経営する。建設素材は月面から,マスドライバ (電磁カタパルト) で打ち出す。

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世界大百科事典(旧版)内のスペースコロニーの言及

【宇宙開発】より

…また,これを発展させると月だけでなく小惑星を鉱物源として利用することができ,このようなところで大量に資材が加工できるようになると宇宙空間に大都市を作ることも可能になる。アメリカのG.K.オニールの提案したスペースコロニーはその代表的なものであり,これらが行われるようになって,初めて宇宙開発はほんとうに開発という意味をもつことになる。
【日本の宇宙開発】
 日本の宇宙を目ざしたロケット研究は,1955年東京大学生産技術研究所の糸川英夫のグループによるペンシルロケットの打上げに始まる。…

※「スペースコロニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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