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人工重力 じんこうじゅうりょくartificial gravity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人工重力
じんこうじゅうりょく
artificial gravity

宇宙船の中のような無重量の世界で,人工的につくりだされる重力のこと。 1966年9月 14日,アメリカのジェミニ 11号は,無人のアジェナを長さ 30mのロープで結んでぐるぐる回転させ,初めて人工重力をつくり出した。回転によって生じた遠心力が人工重力となって働くからである。長期間,無重量状態におかれると,心臓の活動が弱まり,カルシウムが血液中に流れ出すなどの障害が起るので,宇宙ステーション内での長い生活や,有人惑星間飛行などでは,人工重力をつくる必要がある。

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デジタル大辞泉の解説

じんこう‐じゅうりょく〔‐ヂユウリヨク〕【人工重力】

無重量状態が人間に与える影響をなくすために、人工的に作り出される疑似重力宇宙船などを回転させて得られる遠心力により発生させる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

じんこうじゅうりょく【人工重力 artificial gravity】

重力とは地球上の静止物体が受ける地球の引力と地球自転による遠心力との合力である。遠心力は赤道上でもっとも大きくなるが,そこにおいてさえ地球引力の1/290にすぎないから,重力のほとんどは地球の引力である。宇宙船がエンジンを作動しない状態で飛行を続けているときは,特定惑星を中心とする求心運動を行っており,この場合,惑星引力と宇宙船運動による遠心力はつり合っている。地球周回運動をする宇宙船では地球引力と遠心力がつり合っており,地球引力圏を脱出して火星などの惑星に向かう宇宙船では太陽引力と遠心力がつり合っている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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