スライゴ県(読み)スライゴ(その他表記)Sligo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スライゴ県」の意味・わかりやすい解説

スライゴ〔県〕
スライゴ
Sligo

アイルランド北西部,コンノート地方北部の県。県都はダブリン北西約 180kmのスライゴ。標高 500m程度の山地低地から成り,県域の約半分は山地,丘陵泥炭湿地などの粗放牧地で,低地は小規模の農家がウシヒツジ,ニワトリの飼育を中心とした農業を営む。風光に恵まれ,アイルランド西岸有数の観光地が発展。 12世紀にアングロ・ノルマンの侵略するところとなり,1333年オコンナー・スライゴが統治,イギリスの支配下においてもアイルランド人の勢力と伝統がよく守られた。県都は大西洋のスライゴ湾に面し,アイルランド西岸の主要港の一つで,サケ漁の中心地。製粉,ベーコンなどの工業も行われる。詩人 W. B.イェーツゆかりの地で,近くにその墓地がある。南西約 5kmに巨石記念物群がある。面積 1796km2。人口5万 4736 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む