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セミ・ラティス semi lattice

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セミ・ラティス
semi lattice

数学者で建築家の C.アレグザンダーが「都市はツリーではない」という講演で提唱した概念。いわゆる上下の関係だけを一義的にとらえた系統図や家系図などは,幹,枝,葉を持ったツリー (木) 型の構造であるが,その個々の要素を多義的にとらえようとすると,それらはもっと複雑な結合関係を示すようになる。こうした関係のとらえ方をセミ・ラティス (ラティスは「格子」の意) といい,その着想は都市に計画性がなかったころの自然都市の研究から得たという。この考え方の特徴は要素間の関係が上下関係だけにとどまらず,横の関係にも及ぶことで,この点において一般に G.ドゥルーズの「アルブル (木) 」と「リゾーム (根茎) 」の概念と対応するものとされている。この考え方を応用して建てられたものでは,オレゴン州立大学が有名だが,日本にもアレグザンダー自身が設計した盈進学園東野高校 (1985年。入間市) がある。

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