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ゼロタイ Zēlōtai; Zelotae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゼロタイ
Zēlōtai; Zelotae

(1) ローマ帝国時代の過激なユダヤ民族主義者の集団 (→熱心党 ) 。 (2) ビザンチン帝国中期,ギリシア正教における修道士の急進派。熱心派とも呼ばれる。教理をいささかも曲げることなく,あらゆる妥協を排斥した。その最も有名な指導者にストゥディオステオドロスがいるが,彼は聖像破壊運動を否定し,787年と 843年の公会議を否定,反聖像破壊運動の中心となった。また,この派は総主教であったイグナチオスと結びローマ教皇ニコラウス1世の支持を受けたが,総主教フォチオスによって教皇が破門されたため,二大司教座間の争いとなり,11世紀における東西両教会分裂の原因となった。 (3) 14世紀にビザンチン帝国内に起った革命主義的色彩をもった市民集団。ゼロテ党とも呼ばれる。アンドロニクス3世 (在位 1328~41) の皇妃アンナと宰相ヨハネス・カンタクゼヌス (のちのヨハネス6世) との間に争いが起って,内乱状態にあったとき (41~46) ,パレオロゴス朝を支持し,テッサロニカに独自の政権を短期間ではあるが打立てた (42~49) 。

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