ゾーリン(英語表記)Zorin, Valerian Aleksandrovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゾーリン」の意味・わかりやすい解説

ゾーリン
Zorin, Valerian Aleksandrovich

[生]1902.1.13. ノボチェルカスク
[没]1986.1.14.
ソ連の外交官。 1922年共産党に入り,32年まで共産主義青年同盟で活動,35年に共産主義教育高等専門学校を卒業。 39年外務省に入り,41年官房長補佐,42年外務人民委員補佐代理,43年欧州第四局長,45年チェコスロバキア駐在大使,47年外務次官,55年西ドイツ駐在大使,56年外務次官,65~71年フランス駐在大使。その間,52~53年国連安保理事会常任代表,58年国連特別総会首席代表,60~62年国連常任代表をつとめたほか,57年の国連軍縮小委員会,60年のジュネーブ 10ヵ国軍縮委員会,62年以降の 18ヵ国軍縮委員会などのソ連代表として軍備全廃や核実験禁止に関する交渉を行なった。 61年党中央委員。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android