タコツボ文化(読み)たこつぼぶんか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タコツボ文化」の意味・わかりやすい解説

タコツボ文化
たこつぼぶんか

政治学者丸山真男(まさお)が『日本思想』(1961)で、ササラ文化と対比して提唱した概念共通根元から分化した多くの細枝をもつ竹のササラ(簓)とは違い、タコツボは、それぞれに孤立した壺(つぼ)が1本の綱で並列的に連なっているにすぎない。日本の学問、文化や社会組織は、欧米のそれと比較するとタコツボ型であるという。共通の根を切り捨てた形で専門が分かれ、それぞれ仲間集団をつくり、相互間の意志疎通が困難だとする。

[濱口恵俊]

『丸山真男著『日本の思想』(岩波新書)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 岩波新書

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む