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タジク族 タジクぞくTājīk

世界大百科事典 第2版の解説

タジクぞく【タジク族 Tājīk】

中央アジアのイラン系民族。ロシア語ではTadzhik。現在は,旧ソ連邦のタジキスタン,ウズベキスタン共和国などに約380万,アフガニスタン,イランなどに500万以上の人口を有している。歴史は,前2千年紀末から前1千年紀初頭にかけてユーラシア草原から中央アジアに移動・定着したイラン系諸族にさかのぼり,彼らは,ソグド,ホラズムバクトリアのオアシス地方に独自の文化を築きあげた。タジクという語は,本来アラブの一部族を指した中世ペルシア語であったが,7,8世紀に上記の地方がアラブ・ムスリムによって征服され,土着のイラン系住民がイスラムに改宗すると,中央アジアトルコ人は彼らをタジクと呼ぶようになり,やがて彼らもトルコ人に対して自らをタジクと称するにいたった。

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世界大百科事典内のタジク族の言及

【アフガニスタン】より

…アフガニスタンは建国以来この民族が支配して現在に至っている。人口と勢力においてパシュトゥーン族に次ぐのがタジク族(構成比約30%)で,全国各地に住み,ペルシア語を母語とする。アフガニスタン・トルキスタンの主要な住民はウズベク族トルクメン族で,チュルク系の言語を用いる。…

【住居】より


【総説】
 住居の類語としては,すぐに住宅・住いがあげられる。住宅と住居を比べると,住宅のほうが人間のすみかとしての建物の側面を強く含意する。住い(すまひ)は〈すまふ〉の連用形の名詞化であり,当て字として〈住居〉を用いることがある。つまり住居と住いは一応同義ととらえてよいし,そこには住むという人間の能動的な営み,すなわち人の暮しが浮き出されている。《日本大辞書》(山田美妙著,1892‐93)によると,〈すむ〉には(1)居所を定める〈住む〉,(2)濁りがなくなる〈澄む(あるいは清む)〉,(3)事終わってすべて澄むの〈済む〉があてられており,《岩波古語辞典》では〈すみ(棲み・住み)〉は〈スミ(澄)〉と同根であり,あちこち動きまわるものが,一つ所に落ち着き定着する意とある。…

※「タジク族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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