タマウリパス州(読み)タマウリパス(英語表記)Tamaulipas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タマウリパス〔州〕
タマウリパス
Tamaulipas

メキシコ北東部,メキシコ湾沿岸の州。州都シウダードビクトリア。北はリオグランデ (ブラボデルノルテ川) 下流部をへだててアメリカ合衆国のテキサス州に相対する。州の中部から南部にかけての内陸部に東マドレ山脈の東縁をなす山地があるほかは大部分が平地で,北部には広い肥沃な平野が広がる。砂質海岸が連なる低平なメキシコ湾岸にはマドレ湖をはじめとする潟湖が発達。気候は山地を除き概して高温多雨。主産業は農業で,サトウキビ,穀物,タバコ,ワタ,コーヒー,果樹などが栽培され,灌漑農業が発達。牧畜も盛ん。銅採掘や国境の町レイノサを中心とした石油,天然ガスの生産も重要な産業である。また州南東端の港湾都市タンピコは周辺の油田地帯の石油積出港として繁栄。タンピコとモンテレイを結ぶ鉄道と,国境の町マタモロスからメキシコ市へ通じる幹線道路が,州のほぼ中央に位置する州都で交差する。面積7万 9384km2。人口 224万 4208 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

未必の故意

犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意[補説]作品名別項。→未必の故意...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android