タンジュンカラン(その他表記)Tanjungkarang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タンジュンカラン」の意味・わかりやすい解説

タンジュンカラン
Tanjungkarang

インドネシア,スマトラ島南端付近の港湾都市。ランプン州州都スンダ海峡から入込むランプン湾の湾奥にある。川をへだてたタンジュンカランとトゥルクブトゥン Telukbetungが合併して成立。パレンバンからの鉄道および同島縦断道路の南端にあり,南部の主要港となっている。南東方にある外港のパンジャンが,対岸ジャワ島のメラクフェリーで結ばれており,ジャカルタとの結びつきが強い。コショウ,コーヒー,ゴム,トウモロコシなどを船積みする。 1883年のクラカタウ火山の噴火で町は一時壊滅したが,近年は政府の推進する国内人口移住政策 (トランスミグラシ) の結果,人口は増加し,都市化も進んでいる。人口 28万 4275 (1980) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android