ダイバース

化学辞典 第2版 「ダイバース」の解説

ダイバース
ダイバース
Divers, Edward

イギリスの無機化学者.ロンドンに生まれる.1853年王立化学カレッジで,A.W. Hofmann(ホフマン),W. Crookes(クルックス)に化学を学んだ.1854年アイルランドのゴールウェイクイーンズ・カレッジ助手となり,1860年医学博士号を取得.その後,ミドルセックス病院医学校講師を経て,1873年に来日し,1886年まで工学寮工部大学校の化学教師を務めた.1886年帝国大学理科大学に転じ,1898年まで引き続き化学教師を務めた.日本滞在中の1885年ロイヤル・ソサエティ会員に選出され,イギリス帰国後も1900年ロンドン化学会副会長,1905年イギリス工業化学会会長を歴任した.次亜硝酸塩の発見(1871年)など窒素化合物の研究で知られ,清水鉄吉,河喜多能達,下瀬雅允,垪和為昌らとの共同研究を通じて,日本人化学者の育成に貢献した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む