世界大百科事典 第2版「ダルジャンソン」の解説
ダルジャンソン【René Louis de Voyer,marquis d’Argenson】
フランスの政治家。国璽尚書を父として生まれ,ルイ・ル・グラン校ではボルテールと同級で生涯にわたる親交を結んだ。若くして政界入りを果たし,1720年には国務院評定官に任命される。33年に碑銘アカデミー名誉会員となり,また〈中二階クラブ〉存続中はもっとも熱心な常連で,彼の代表作《フランス政体論》(1764)は同クラブで構想されたものである。オーストリア継承戦争下の44年外務大臣となり,反オーストリア政策を推進した。
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