交際(読み)こうさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「交際」の解説

交際
こうさい

社会生活を営むに生じる他者との関係を円滑に行うための行為。交際には個人単位のもの,家族単位のもの,社会的な意味のものなど種々の場合がある。個人単位のものは共通の興味や趣味を土台として成り立つ。家族を単位とするものは,個人的なものから引続く場合のほかに,親族,縁者の関係からくるものがあり,親族の連帯感がその基調をなしている。社会的な交際,いわゆる社交は,個人が必要とする社会的連帯に直接関係するもので,近所づきあいのような小範囲のものから,職業や社会的な身分関係に基づいた交際がある。新年の賀詞 (状) の交換,季節の贈答,吉事凶事の祝賀弔問などは交際の形式の一つである。 (→つきあい )  

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デジタル大辞泉「交際」の解説

こう‐さい〔カウ‐〕【交際】

[名](スル)人と人とが互いに付き合うこと。まじわり。「交際を結ぶ」「グループで交際する」「男女交際
[用法]交際・つきあい――「人との交際(付き合い)」「交際(付き合い)が広い」のように、他人と関係を持つという意では相通じて用いられる。◇「付き合い」は、「家族も同然の付き合い」のように私的に親密な関係から、「付き合いで飲みに行く」「あの会社とは付き合いがない」のように、義や業務上の関係にまで広く使われる。◇「交際」は、義理や間体の関係ではなく、表立った付き合いの意で用いて、「交際費」のような複合語をつくる。◇類義語「まじわり」は多く文章語として用いる。
[類語]付き合い交わり人付き合い触れ合い社交交友行き来旧交国交国際交流交遊友好親交交歓交誼交情厚誼高誼よしみ懇親接触コンタクト友情友愛友誼親睦深交昵懇懇意

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精選版 日本国語大辞典「交際」の解説

こう‐さい カウ‥【交際】

〘名〙 (「際」は出会うの意) 人と人、また、国と国とが互いにつきあうこと。交わり。つきあい。
※往生要集(984‐985)大文一〇「非交際故、雖聞无巨益
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉七「外国の交際も、ますます開け行きて」 〔孟子‐万章・下〕

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普及版 字通「交際」の解説

【交際】こう(かう)さい

人とのまじわり。〔潜夫論、交際〕人は惟(こ)れ(ふる)く、は惟れ新し。昆弟は世に疎、友は世親しむ。此れ際の理、人のなり。

通「交」の項目を見る

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