ダンソン(その他表記)danzon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダンソン」の意味・わかりやすい解説

ダンソン
danzon

19世紀後半キューバに起った舞踊スペインから伝わったコントラ・ダンサ contra danzaの一種から発展し,アフリカ系の要素を取入れた踊りで,アフロ=スパニッシュ・ダンスの一つ。優美な旋律特徴。 1879年,キューバの作曲家ミゲル・ファイデルによって考案されたといわれ,以来多くのダンソンが生れて 1916年頃まで流行した。チャチャチャはここから派生した踊りである。

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知恵蔵mini 「ダンソン」の解説

ダンソン

お笑いコンビ・バンビーノが行うコントのネタの中に使われている言葉。転じてこのネタを表す言葉となった。ダンシング・フィッソン族という架空の部族が狩りをするという設定のコントで、狩りをする際に「ダンソン! ピーザキー! トゥーザティーサザコッサ!」と歌いながら踊る。その姿が強烈なインパクトを残し、中高生を中心にこの振り付けを真似することが流行。

(2015-1-13)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のダンソンの言及

【チャチャチャ】より

…キューバのダンス音楽。19世紀末に生まれた2/4拍子のゆったりとした踊り〈ダンソンdanzón〉のリズムを歯切れよくし,音楽に歌謡的要素を強めて現代大衆音楽に仕上げたもので,キューバの伝統的なチャランガcharanga(バイオリン3~5にフルート,ピアノ,ベース,リズム・セクションなどの編成)で演奏される。創始者はバイオリン奏者のエンリケ・ホリンEnrique Jorrín。…

※「ダンソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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