チウロン江(読み)チウロンこう(その他表記)Jiulong jiang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チウロン江」の意味・わかりやすい解説

チウロン(九竜)江
チウロンこう
Jiulong jiang

チャン (漳) 江ともいう。中国南東部,フーチエン (福建) 省南部を流れる川。源流は省南西部のタイマオシャン (玳瑁山) 山脈に発するワンアン (万安) 渓で,南東流してポーピンリン (博平嶺) 山脈の北端,次いでタイユンシャン (戴雲山) 山脈の南端を横断して,チャンチョウ (漳州) 平原に入り,シー (西) 渓を合せてシヤメン (厦門) 湾に流入する。長さ 258km。下流水量も多く,航行に利用され,右岸のロンハイ (竜海) 県シーマー (石碼) 鎮は宋代以後,チャンチョウ市の外港としてにぎわった。チャンチョウ平原は省南部の穀倉で,熱帯性の果実も多く産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む