チャリ川(読み)ちゃりがわ(その他表記)Chari

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャリ川」の意味・わかりやすい解説

チャリ川
ちゃりがわ
Chari

アフリカ中央部の川。シャリ川ともいう。中央アフリカ共和国中部の高原に発する諸河川に、チャド南東部やスーダン西端部からの河川をあわせて、チャド南西部を北西に流れ、同国の首都エンジャメナ付近でロゴーヌ川と合流し、カメルーンとの国境を流れてチャド湖に流入する。全長約1200キロメートル。上流部一帯は年降水量が1300ミリメートルに達し、ミレットキャッサバ綿花などが栽培され、中流部沿岸もチャドの主要農業地帯である。下流部一帯は8000~9000年前にチャド湖の湖底であった湿地である。

[田村俊和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む