チョチェク(読み)ちょちぇく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チョチェク」の意味・わかりやすい解説

チョチェク
ちょちぇく / 塔城

中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区北西部、カザフスタン共和国との国境にある県級市。旧名タルバガタイ。イリ・カザフ自治州北西部チョチェク地区の公署所在地である。人口14万9216(2010)。ジュンガル界山の断層山間盆地の一つで、オーミン河の河谷平野の標高400~500メートルの所にある。オーミン河はカザフスタンに流れ、河谷も西の方面はより低く広がっているため、比較的湿潤耕地が発達し、小麦などの栽培が行われている。また山地の頂上付近まで草原が広がり、牧畜が盛ん。羊毛を原料にした毛布カーペットなどの工場もある。カザフスタンのアヤグズやロシアのアルタイ方面のほか、ジュンガル界山を越えカラマイの南に出る自動車道が通じる。市東部にはチョチェク空港がある。

[駒井正一・編集部 2018年1月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む